ケガをした時の対処①RICE処置
寒い季節になってきましたね。
寒い時期になると、スポーツをしている人もそうでない人も、筋肉が十分に温まっていなかったりでケガをすることが増えてきたりします。
そんな背景もあってか、最近「けがをしちゃったんだけれどどうしたらよいか」や「どこに行ったらよいか」と聞かれることがちょこちょこあります。
ケガをしたとき、皆さんはどのように対処していますか?
捻った、ぶつけた、など色々なケガがあるかと思います。
けがをしたらまずは「RICE処置」をしましょう。
ケガをしてすぐにおこなう「RICE処置」
スポーツをしている人は聞いたことがあるかもしれませんが、
急性期(ケガをしてすぐ)には「RICE処置」をおこないましょう。
「RICE処置」とは、
Rest(安静)
Ice(冷却)
Compresshon(圧迫)
Elevation(挙上)
の頭文字です。
この安静・冷却・圧迫・挙上をおこなうことで、
患部の出血や腫脹(腫れ)、疼痛(痛み)を防ぐことを目的としておこないます。
アイシングはできれば0℃の氷を使います。
直接肌につける場合は家庭用の氷だと冷たすぎるので、表面を水でさっと流すなどして溶かすと良いでしょう。
下のような氷嚢とバンテージやテーピングなどがあると簡単に固定ができるので、これを使うと圧迫も一緒にできます。
氷嚢がないときはビニール袋でもOKです。
適当に氷を入れるのではなく、きれいに並べて空気を抜いて板状にします。
そうすると、患部を満遍なく冷やすことができます。
アイシングは感覚がなくなるまでおこない、痛みが出てきたらまた冷やす、これを2-3日は続けましょう。
このアイシングは日頃のケアにももちろん有用ですので、覚えておくと良いですよ。
挙上は患部を心臓より上にあげます。
これを急性期(ケガしてすぐ)におこなうことで、悪化を防ぎ回復を早めます。
湿布で冷やしちゃダメなの?
よく「冷シップで冷やせるよね」と言われますが、湿布はあくまで薬効がメインですのでそこまで冷たくはありませんし、
「アイシング(冷却)」という観点からすると氷で冷やした方が良いです。
もちろん、手元に氷があるとも限りませんからそのような場合は流水やスプレー、湿布を使うのも良いでしょう。
しかし、帰宅したり近くに氷がある場合は早めにそれを使うようにしましょう。
この時期に氷でのアイシングは結構辛いものはありますけどね( ;∀;)
ケガをしたらどこにかかったらいいの?
これもよくされる質問のひとつです。
これに関しては別記事にてまた書きますのでしばしお待ちください。