院内に一見関係のない物販品などを置くワケ

Aquaでは、お灸等の物販品とともに、院長手作りのアロマストーンなどを販売しています。
さらにはアロマとも特に関係のないハーバリウムやレジンなどが置いてあります。


時々「何屋さんなの?笑」と言われることがありますが。

理由は20年以上遡ります。

昔通っていた小児科の病院に、待合室にヘアゴムや洋服や小物の物販が置いてあった記憶があります。
それがハンドメイド品なのか、新品かリサイクル品なのか、どのような意図で置いてあったのか、そのあたりはわかりませんが。

ぼんやりとした記憶の中ですが、それが小さかった私にはとても珍しく、ほんの少しだけワクワクしました。
待合室に絵本やおもちゃがあるように、それがちょっと不安な気持ちを和らげてくれる「楽しい時間、ワクワクする時間」にしてくれたのです。

病院ってただでさえ「具合の悪い時に行く場所」という事実、薬などの匂い、痛い処置など、
できれば行きたくないと思ってしまう要素が多くあると思います。
そしてそのような経験が過去にあると、どうしてもイメージが出てきてしまいます。
必要だとはわかっていても。

そんなときに、ほんの少しでも楽しい要素があれば、足が向くかも知れません。

鍼灸院は病院ほどの痛いことも辛いこともありませんが
人によってはそのようなイメージがあったり、昔の記憶があったり、
もしかしたらすごく勇気を出して来院してくださったかもしれない。
そのような方に、「こんな鍼灸院もあるんだ」とか、少しでもワクワクや癒しを感じていただけたら。

また来てみようかな、ここなら通ってもいいかな、少しでもそう思っていただけたら。

そんな気持ちで、治療とは関係ないものも置いています。
あの記憶の小児科さんのように。

せっかくなので上記の小児科さんのことを調べてみた

今回この記事を書くにあたり、上記の小児科のことを少し調べてみたら、
「○○小児科でハンドメイド作品の委託販売をはじめました!」という記事が出てきました。

まだ続いていた!嬉しい!

このハンドメイド作品を作られている方は、
「注射や診察を頑張った子のご褒美になるように」
「待合室にいる時間が少しでも楽しくなるように」
作っているのだと書いてありました。

やはり似たようなことを感じ、それに救われていた人がいたのだと思います。

ちょっとでも楽しい・前向きな気持ちで。

何か心身の辛いことがあったときや、定期的なお手入れとして、気軽に足が向く後押しになって欲しい。
ちょっとでも楽しい・前向きな気持ちで通って欲しい。

これが、Aquaが「治療とは関係ないものを置いているワケ」です。

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