細かすぎて伝わらないこだわり

「白衣高血圧」ってご存知ですか?

自宅で血圧を測ると異常がないのに、病院で医師や看護師の着る白衣を見ると緊張してしまい、その時だけ血圧が高くなってしまうことです。

このように、場所や服装、物によって連想されるイメージや印象って結構大きいと思っています。
私が「治療院ぽくない鍼灸サロンにしたい」というのはこのためです。

鍼灸院のイメージをきくと

・得体が知れなくて入りづらい
殺風景
・人体模型や人形が飾ってあってなんか怖い
・よくわからないけどなんか近寄りがたい

ざっくりとしたイメージという感じですが、こういうような答えがまあまあ返ってきます。

これはなんでだろうと考えた時に、
接骨院など見たことのある「治療院」につながるイメージが、

◆機械や設備などの「病院っぽさ、無機質さ」
◆人体模型や解剖図などのちょっと不気味な感じ

などのイメージがある場合は多いのではないかと感じました。

機械や設備などは、清潔感や実用性を考えて作られているものだと思いますし、治療に必要な器具もありますから、
それ自体が良い悪いという話ではありません。
ただ、そういう場所を連想させて、条件反射的にイメージしてしまうのではないか、ということです。

そもそも鍼灸院・治療院関連の設備を購入しようとすると、カタログにはほとんど似たようなタイプが載っていますから、必然的にそのようになります。

それに加えて東洋医学でよく見る「五行」に関する図やツボ人形などの何も知らない方から見ると得体の知れないもの
「なんか入りづらい」に繋がったりするのではないかと。

なので、とても細かいことではありますが、私は内装や小物を選ぶ際にはそういう
「病院ぽさ、無機質さ」を連想させるものは選ばないように、
どちらかというと美容院やリラクゼーションサロンに近いように心がけています。

時々変わるものもありますが、現在の院内の「細かすぎて伝わらないこだわりのものたち」を少しご紹介します。

ワゴン

鍼灸院などでよく見るものは、ステンレスの清潔感のあるタイプです。

Aquaはこんなかんじです。

美容院やエステサロンで使われているタイプを使用しています。

消毒や入れ物、シャーレなど

画像はあくまでイメージですが、こちらもよくあるタイプはステンレスやガラス製のものが多く使われています。

ほんのちょっとした違いでしかありませんが、Aquaは柔らかい印象のものを選んでいます。

灰皿はイルカ!
シャーレは衛生的な使い捨て。

ベッド周り

よく見るのは、マクラ類も含めてすっきりとした合皮のタイプですが…

Aquaはベッドは肌触りの良いタオルを敷き、タオルの下にはヒートマットがあってぽかぽか暖かくなっています。
またマクラ類は感触の良いビーズタイプのご用意もあります。

人体模型・図など

鍼灸院や接骨院の院内でよく見かけますね。
骨の模型なんかは、小学生の頃に理科室に置いてあって、なんとなく見るの怖かった記憶ありませんか?

また奥にあるツボ人形や

東洋医学系関連の図など、見慣れない方からするとツボ人形や得体の知れない図がなんとなく近寄りがたい感じがするかもしれません。

もちろん、視覚的に説明や理解をするのに必要なものです。
とはいえ骨とか筋肉とか、見慣れない方からするとちょっと抵抗があると思います。
ご説明の際に必要があればイラストや画像などをお見せすることはあります。
ですがパッと目につくところには置いていません

代わりにと言ってはなんですが、

季節に合わせたインテリアや、リラックスできる内装や小物を心がけています。

院内の風景色々

入口は季節ごとに小物や装飾が変わっているのでぜひ来院時には見てみてください

お着換えのスペースには身だしなみを整えられるグッズも完備。

お手洗いも明るい海辺をイメージ!

棚や小物も色々と工夫して飾ってみています。

待合室全体は、あまり「鍼灸院に治療にきました!」というかんじはしないと思います(笑)

それこそがこだわりです。

そして、

一見治療・施術メニューとは全然関係のない物販品が置いてあったりもします。

このあたりもこだわりの1つです。
これについては別ページに続きます。

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