当院で協賛もさせていただいた
「第1回新人限定TOKYOパワーリフティング選手権大会」
に出場してきました!
63kg級で優勝、ジャパンクラシックパワーの標準記録を突破することができました!
せっかくなので、なぜパワーリフティングを始めるに至ったのかの経緯や、大会を迎えるまでのあれこれなどを書いてみたいと思います。
長文になりますがもし興味ある方はぜひ読んでみて下さい。
(後編:大会の裏側はこちらのページへ)
(写真は公式Twitterからいただきました)
出場することになった経緯
ざっくりいうと
・何か新しいことを始めたかった
・パワーリフティングやってみないかと誘っていただいた
・自分自身もプレイヤーでいたかった
とかが主なきっかけです。
私は大学まではずっと陸上競技をしていましたが、卒業後持病の喘息が悪化したり体調を崩したりして、まったく運動ができない時期が続きました。
大人になってからは趣味で音楽をやっておりしょっちゅうバンドの集まりなどがあったりしましたが、コロナ禍でなかなかそれも難しい状況になり、「何か新しいことを始めてみたいな~」という気持ちがありました。
少し遡りますが、それより2年ほど前だったかなと思います。
某24時間ジムに入会に行った時、たまたま案内してくださったトレーナーの方に、要約すると「めっちゃ素質ありそうだからパワーリフティングやってみませんか」というお誘いをいただきました。
ただ当時はリップサービスだろうと思ってあまり深くは気にしていなかったし、色々あってそこのジムにも行かなくなったし結局やることはなかったのですが。
コロナ禍で「何か新しいことを始めてみたいな」と思った時に、そういえばあんなこともあったなあと思い出しました。
「何かまた夢中で頑張れることをやってみたい」「自分自身もプレイヤー・アスリートでいたい」という気持ちや、治療家としての引き出しが増えたらいいなという気持ちなど様々な思いも重なり、思い切って当時声をかけていただいたトレーナーの方に相談してみることにしました。
ずいぶん前だし覚えてないだろうなとドキドキしながら「今更ながらちょっとやってみたいんですけど…」と突然相談してみたにも関わらず、快く色々とサポートを引き受けてくださいました。
2020年11月のことです。
ちょうどよさげなタイミングで東京都で新人戦がおこなわれるらしい
昨年11月からさあパワーリフティングのトレーニングをはじめよう、となったわけですが、目標がないことにはなかなかモチベーションがという問題もあったところ、なんだかちょうどいいタイミングで来年新人戦があるらしいぞということで。
じゃあそれを目指してやってみようということになりました。
新人戦なら気持ち的なハードルもさがるし、時期的にもちょうどよさそうだし。
せっかくだから全国規模の大会に出られるように標準記録めざしましょう。
なんか今年からめっちゃ標準記録あがるらしいですけど
63kg級だと275kg…?
なにそれ超人…?
みたいな状態でしたが、とにかく新人戦に出てそこで標準記録をとろうということで頑張っていました。
まともにトレーニングするのなんて10数年ぶりで、色々と衰えまくって愕然としたりもしましたw
陸上競技をやっていたのはもう10年以上前の話でブランク12年なので、まあほんと普通の人です。
それまでの運動といえば、健康維持というか気分転換というか、そんな程度でたまにやる程度。
やりたい気持ちはあるものの、走るとすぐ喘息出るし。
やるとしてスクワット(ハーフくらい)で40~50kgくらいで10回とかそんなかんじ。
ベンチプレスなんかはブリッジ組んだこともなかったし。
ただまあ大学1年の時に必修授業で「ハイクリーンの実技に合格しないといけない」みたいな環境にはいたので、
バーベルにはそれなりに触れていたというアドバンテージはありましたが、
学生時代におこなっていたトレーニングはあくまで競技のためのトレーニングで、重量を上げるための練習はしたことがないし、潰れるみたいな経験もありません。
なので、パワーリフティングという競技においては完全な素人でしたので、メニューやルールなどあらゆることを教えていただけたので本当にありがたかったです。
トレーニング始めて2ヶ月で手首の怪我
ブログにも書きましたが、1月の終わりにスクワットでよりによって右手首を怪我しました。
日常生活にも仕事にも支障をきたしまくり(当院の患者様には本当にご迷惑をおかけしました…)
1か月はベンチはできず、デッドも怖くてしばらく触りませんでした。
スクワットはバーは握らずに続けました。
3種目再開したのは3月入ってからでした。
その間も手を使わない補強などをやったりもしてなんとか乗り切り、そこからは大きなけがなく5月を迎えました。
(ちなみに手首はまだ完治してません(;´∀`))
せっかくなので大会の協賛してみた
大会の情報などを色々と集めていたところ、何やら協賛企業を募集している模様。
自分が出る大会で協賛ってちょっとおもしろくない?みたいな軽い気持ちでしたがw協賛させていただきました。
その枠で4月の駒沢の大会も観戦させていただき、たくさん勉強させていただきました。
自分の大会前に生で試合を見ることができたのもとてもありがたかったです。
大会結果
事前の予定としては
スクワット①95kg②102.5kg③105kg
ベンチ①45kg②50kg③52.5kg
デッドリフト①110kg②117.5kg③120kg
どれか1つ第3試技落としても合計275kg
という目標でした。
実際はスクワットとベンチの第3試技を落としてしまい、2つ…落とした…絶望…的な正直厳しいかもみたいな状況で、
でも標準とるには122.5kgあげるしかないのでデッドを少し調整。
といっても117.5kgまでしか練習では成功してないので結構なチャレンジに。
結果
スクワット〇95kg〇102.5kg×105kg
ベンチ〇45kg〇50kg×52.5kg
デッドリフト〇107.5kg〇115kg〇122.5kg
ということで、ピッタリ275kgでなんとか標準とれました。
ぎりぎり(;´∀`)
なんていうかスクワット終わった時点で結構な疲労で、あと2種目もできないwwwとか思ってました。
デッドの前とか辛すぎて帰りたかったw
でもどうにか最後は自己ベスト出せてほんとよかったーーーってなりました。
無事に怪我や体調を崩したりせずに当日を迎えられるか心配だったり、
大会前になるとメンタル管理が急務になり「パフォーマンスに影響がでるので当日までに何が何でもどうにかこのメンタルを処理しなければならない」というひりひりしたかんじだったり、
うおーお久しぶりです!この感覚!みたいなかんじでしたが、やっぱり何かを頑張るっていいなって改めて感じました。
なお現在全身がこの世の終わりみたいな筋肉痛です。
東京都の新人戦がいい意味でいろいろヤバイ説
自分はパワーの大会はそんなに知らないですが、
新人限定大会なだけあって事前のアナウンスとかもすごく丁寧だし、
実際当日行ってみたらステージの上での試技だし配信用のカメラアングルとかすごいことになってるし、演出もなんかすごいし(語彙力)、なんていうか本当にこんな素敵な場でデビューさせていただいて感激でした。
SNSとかみてても「東京の新人戦いいな」「出たい」などの感想を結構目にしました。
運営の方々がめちゃくちゃ頑張っているのが伝わってくるし、しかもこんな時期にも関わらず、なんてありがたいことだろうと感謝感謝です。
何よりも「とりあえず右も左もわからない人しかいない前提」のなんという安心感。
何かわからないことがあったらきっと助けてもらえるだろうと思えるのはとても心強いです。
そして実際にアップや色々な場面でたくさんの方に助けていただきました。
本当にありがとうございます。
とりあえず配信がやばいです
ニコニコ生放送アーカイブでご覧いただけます。
【筋トレBIG3の頂点決す】TOKYO パワーリフティング選手権 生中継(新人限定大会) / ニコ生番組 https://t.co/1DmS6no7Jn
— 東京都パワーリフティング協会(公式) (@powerliftingtpa) May 16, 2021
あと個人的にはいつも動画やサムネのセンスもいい意味でヤバいと思っている
実際にパワーの大会に出てみて
とにかくみんなかっこいい!!!!
この一言に尽きます。
なんていうか本当に新人戦なのか?というくらい皆さんめっちゃかっこいい。
あと関係者の皆さん優しい方ばかり。
アップの時に「選手は疲れるから重量変更は任せて!」とサポートしていただいたり、
他の選手のセコンドの方が頑張ってねって声かけてくださったり。
本番想定練習でお邪魔したパワーハウスさんでもみなさん優しくしてくださいました。
助けていただいたり応援していただいた皆様ありがとうございました。
あと全身青コーディネートを何人かの方に褒めていただいて嬉しかったです(笑
大会関係者の皆様、事前準備や朝早くからの準備や運営など本当にありがとうございます。
そして自分をパワーリフティングの世界に引っ張りこんでくださり、当日のセコンド含め色々とサポートしてくださったトレーナーの鈴木さんには本当に感謝です。
自分は結構こだわりが強いタイプで納得しないと動かなかったりするので色々大変だったと思いますがw、根気よく色々とサポートして下さいました。
デッド第3試技のあとに自分よりもテンション爆上がりしてたのはちょっと笑いましたw
がそれも含めて、ありがとうございます。
とりあえず…400kg目指したいですね(無茶