自分の治療ってどうしてるの?

先日の怪我もそうですが、よく患者様や知り合いから「自分がケガした時ってどうしてるの?」「自分の体の治療できるの?」など

施術ができる人間はどうしているのか、こんなことを聞かれることは結構多くあります。

正解は…
人による!

はい。
本当にそうなんです。

私の場合は、「自分でもやるし、人にも頼む」です。

場所によって自分でできる場所・ちょっと難しい場所もあるんですがそれはそれとして置いといたとして、
同業の知り合いと話してると「えっそんなの自分でできるっしょ」「自分でやればいいじゃん」と返ってくることもけっこうあります。
しかし私の場合は、おそらく人と比べて誰かを治療するときに使うエネルギーが多いというか、自分で自分にやる場合でも神経すり減らすというか、疲れちゃうんですよね。

患者さんの治療の時もこのへんって施術者によってまるで違うんですよね。
何人治療しようがどれだけやろうがピンピンしている人もいれば、
私のように治療すると自分のエネルギーをあげてしまうタイプ。
これは別に治療家としての腕とかの問題ではなく、単純に共感性とか人の感情にもってかれやすいとか、その辺の話だと思います。

なんというか、ちょっと前にHSPとか話題になったと思うんですが、自分はあのテスト恐ろしく高得点で(‘ω’)笑
なので納得しかなかったんですが、患者さんの辛い様子をきいたり、なんとか治してあげたいと思って色々とやっていると気づくと終わった後に「うおーめっちゃエネルギーもってかれた」みたいなことはよくあります。
伝わるかわかりませんがこの「もってかれた」は決してマイナスな意味ではないです。
その分患者さんが元気になったり回復して喜んでいるのが嬉しいので自分にとってはむしろ正解です。

そして「一生懸命治療したあとにもピンピンしている施術者」が患者さんに寄り添っていないのかというとそうういうことではなくて、単に個人の性格の問題だと思いますので誤解なきよう…

まあそんなかんじなので、自分は自分で治療するということが内容にもよりますがけっこう疲れるというか、ハードルが高いタイプなんですよね。
なので、もうむり!!!ってなったらおとなしく同業の友人に「頼む治療してくれ」って頼んだり、なんなら気分転換も兼ねて全然知らない治療院に足を運んでみたりします。

治療家ですらこんなかんじなので、毎日欠かさずにセルフケアをしている方は本当に素晴らしいなと思います。
医者の不養生みたいな、わかっててもできないことって、あるじゃないですか…(‘ω’)笑

なので万が一「わかっちゃいるのに自分でケアがちゃんとできない」ということが情けないとか、だらしないとか思ってしまうことがある方は、「あー専門家でもそんなかんじなら仕方ないな!」と思う対象として思い出してもらえれば幸いです。

人には色々してあげられるのに自分のこととなると後回しとか、疲れちゃってできないとか、客観的に見られないとか、いろいろあると思います。
そんな時は、ぜひ他人の力を借りるべく治療を受けたりしてみて下さいね!