「24時間走り続ける」!?
先日、神宮外苑でおこなわれた
「ウルトラマラソン 24時間チャレンジ」という24時間マラソンに知人が出ており、応援に行ってきました。
「24時間走り続ける」って人間のすることなのか…とすら思ってしまいますが、本当に24時間走り続けています。
この長時間となると、天候・ペース配分・栄養補給…など様々な要因が絡んできて、色々なことを考えながら走らなければならないですよね。
この日は結構暑かったので、そのあたりも大変だったと思います。
スタート直後はみなさん笑顔が素敵です。
スタートしてすぐはまだ体力も気力もあるし、応援もたくさんいるので気持ち的にもまだ走りやすいんだろうなと思いますが、
夜間などは応援も少ないだろうし、疲労もかなりたまってくるしで想像するだけで恐ろしいです…
私はスタートとゴールの付近で応援にいきましたが、ゴール直前の1時間はもう歩いている選手もかなりいました。
いや24時間歩ける人もそうそういないと思います…本当に尊敬します。
こんな過酷なレースでも、応援の声をかけると「ありがとうございます!」とわざわざ返してくれる選手が多いんですね…
少しでも省エネで走ってください…と声をかけたことを逆に申し訳なくなるくらいでした。
食事や睡眠はどうするのか?
私もすべてを見たわけではないのですが、きいたところによると
・走りながら食べられるゼリーなどや、最悪歩きながらでも補給できるものを用意する
・寝ない
とのことでした。
知人は普段はレースのために糖質制限をしていて、レース中だけは糖質もOKにするそうです。
「いかに効率よく走るためのエネルギーをとるか、回復させるか、ダメージを負わせないか」をものすごく考えていました。
止まって食事をするのは「何の得にもならない」とのことでした。
腹痛を起こす可能性があったり、止まった分だけ当然距離も伸びないからだそうです。
確かに、とは思いますがそれを実行できるのが本当にすごいです。
睡眠に関しては、48時間のレースになるとさすがに仮眠を何度かに分けてとるそうです。
…48時間!?ってなりますよね。
おそろしいです(笑)
このあたりの糖質制限や栄養などに関しては、今回走った知人がブログや講座などをおこなっているので、
興味のある方はぜひ覗いてみてください。
小谷修平のランニング講座
24時間で何キロくらい走るのか?
気になりませんか?
男子の優勝は268km
女子の優勝は221km
…次元が違過ぎてちょっと意味がわかりませんね…
「走った後はみんな電池が切れたみたいに動けなくなる」
「走り終わった後はまともに歩けない」
という前情報をもらっていたのですが、レース後は本当にみなさん足を引きずっていましたね…
表彰式ではプレゼンターの方が肩を貸していたり、満身創痍とはまさにこのことという感じでした。
それでも皆さんすごく晴れやかな表情をしていました。
女子の優勝者の方が、表彰式の時に、
「途中で泣きながら走ったり、もう24時間は走りたくないと思ったけど、また頑張ります」と言っていたのがすごく印象的でした。
それほど引き込まれる何かがあるのですね。
ちなみに応援に行った知人は3位入賞していました。
距離にして255km…
セカンドベストとのことですが、本当にすごいです。
今回はスタートとゴールしか応援に行けませんでしたが、今度は応援の少なくなるであろう夜間なども応援に駆け付けたいなと思います。
終わった後は、関係者に配られていたカレーを応援に来た人もどうぞということでいただけたので、おいしくいただきました。
みなさんの楽しそうな笑顔が印象的でした
レースそのものはものすごく過酷なはずですし、スタッフも応援も文字通り24時間続くわけです。
それでも選手、スタッフ、応援の方、みなさんが笑顔で楽しんでおられる姿がとても印象的でした。
また応援に行ったり、何かの形で協力できたらと思います。
選手、関係者のみなさん本当にお疲れ様でした。